我が家には湿度計が3つあります。最盛期には4つありました。
元々、保管してあるカメラの状態管理用に700円くらいで買ったアナログな湿度計がありました。ここ数年ギターが増え、部屋の湿度が気になるようになったのでその湿度計をカメラ保管ケース(巨大なタッパウェアなんですけどね)から出し、室内に置きました。同じころ購入したギターケースにケース内の湿度を測るための湿度計がついてきまして、試しに二つの湿度計を並べて置いてみました。
するとまぁ、それぞれに湿度の変化に応じて針は動いているようなのですが、常に20度くらいの差があります。果たしてどっちを信じれば良いのでしょうか...
その後しばらく、お洒落な湿度計が欲しい、と色々調べてみたのですがイマイチ気に入るものが無く、じきにその事は忘れていました。
ある日立ち寄った文具屋で1000円くらいで、ベーシックだけど精度の高そうな温度・湿度計が目に入り、購入しました。
で、3つを並べて置いておいたところ、3つともがバラバラに好き勝手な数字を指し示しやがるではありませんか。個性を尊重する時代ですからね。まぁ、湿度計もそのくらいの方が人間味にあふれていてよろしいことでしょう。って、そんなわけありますかよ。
まぁきっと、最後に買ったヤツがいちばん大きいし雰囲気からして最も正しい値を示しているだろう、と他の湿度計の内部にあるそれらしきネジを回して校正してあげたのですが、動きが悪くなってしまい、ひとつは針がほとんど動かなくなってしまいました。ふんがー。
アコースティックギターの保管に適した湿度は50%、などとよく言われます。Taylorギター社のビデオ資料では湿度30度の乾燥したチャンバーにギターを入れてさらに送風した状態にすると、24時間だか48時間くらいでトップやバックの材が急速に収縮し、反ったり、大きなクラックができたりします。一度極端な乾燥にさらされて限度を越えて変形してしまったトップ(表板)は、演奏に差し支えの無い状態に修復することはできますが、ボディ周辺からブリッジに向かって緩く丸みを帯びた適切な形状には二度と戻らなかったりするそうです。
日本で長年シーズニングした国産のギターは逆に50%よりもいくらか高い湿度の方が適切だったりするかもしれません。
で、色々考え合わせると、ウチの場合部屋の湿度は45%〜60%くらいに保ちたいなと考えてます。
で、夏は湿っぽく、冬は乾燥するかというと、単純にそういうものでもないので悩ましいのです。夏、エアコンを使っているときは30%代まで乾燥してしまうこともあります。冬、部屋の機密性が良いためか、生き物(自分)が出す水分のため湿度は50%前後になります。でも無人の時は乾燥します。
とまぁ、ツラツラと湿度のことが気になり続けるわけです。
で、結局デジタルな湿度計を買ってしまいました。単三電池か単四電池で動いて、時計とか余計な機能はついていなくて、表示が大きくて、シンプルなデザインであること、という条件を満たし、まぁ合格です。
さぁこれで、どの湿度計を信じたら良いのかという悩みからは開放されたぞ、とすっきりしていたのですが....
が、
寒くなって加湿器を使い始めまして、そいつはデジタルな湿度計内蔵で自動運転できる奴なのですが、なんと、専業デジタル湿度計君より常に20%くらい多い値を示しやがっているではありませんか。で、20%も多めに見積もった結果その加湿器は「湿度が充分なので動作停止」と判断し働こうとしないのでした。お前は、自分に甘い人間、もといメカだったのか!これまで人間様を乾燥した空気にさらしておいて自分はサボタージュしていたと!?
「強制運転」モードがありました。今は専業の湿度計を見つつ人間が加湿器をオン・オフしています。
というわけで本当に正しい湿度を示しているのはどいつなのか、未だに不明なままでありますよ。
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